カンボジアの子ども達の育ちを支える

昨年、保育研修に伺ったカンボジアの保育園を見学してきました。

カンボジアでは、日本のように保育園へ通うという文化はまだ十分に浸透しているとは言えません。そのような状況の中で昨年開設したこの保育園には1歳・2歳の子どもたちが約30名も在籍し、日々集団での保育を受けています。小さな子どもたちが安心できる環境の中で、友だちと関わりながら遊び、生活している様子はとても印象的であり、幼少期からの集団保育の大切さを改めて感じました。

また、以前実施した保育研修に参加してくれた先生方とも再会することができました。

限られた環境や資源の中でも、子どもたち一人ひとりに寄り添いながら工夫を重ね、日々の保育に取り組んでいる姿がありました。研修でお伝えした内容を現場で実践しようと努力されている様子に触れ、支援が単発で終わるのではなく、確実に現地に根付いていることを実感し、大きな喜びを感じました。

そして今回の訪問では、日本から粘土などの教材を持参しました。

カンボジアではこうした教材はまだ十分に普及しておらず、子どもたちにとっては新しい体験となります。粘土に触れ、形を作り、自由に表現することは、手先の発達だけでなく、想像力や集中力を育む大切な遊びです。特に0歳児から家庭だけでは経験しにくい「集団の中での育ち」や「多様な遊びの経験」を通して、より豊かな成長につながることを願っています。日本ならではの保育の工夫や教材が、少しでも子どもたちの未来の選択肢を広げるきっかけになればと考えています。

なお、カンボジアに行ったと日本やトランジットした国で(日本からカンボジアへ行くためにはどこかの国を経由しないといません。今回は行きはベトナム、帰りはマレーシアでトランジットしました)お伝えすると、「カンボジアの食事は大丈夫でしたか?」と心配されることがよくあります。

実際のところ心配はいりません。バッファローのお肉など、日本ではなじみのない肉もありますが、スパイシーでビールによく合います。またクメール料理は、細長いお米にしょうゆベースの味付けをしたお肉や野菜を混ぜて食べる料理が多く、日本人の味覚にも合うので、滞在中も安心して食事を楽しむことができました。

これからも現地とのつながりを大切にしながら、子どもたちの健やかな育ちを支える取り組みを続けてまいります。

そして、日本とカンボジア、それぞれの良さを活かしながら、より良い保育のあり方を共に考えていきたいと思います。

テチョ国際空港